ドラクエ考察はくぶつかん

ゲーム内では語られていない疑問点について考察します。ネタバレ注意。

アークボルトがバトルレックスの亡骸を保管した理由について考察

Hatena Feedly

f:id:Katsuox:20201111232957j:plain

ドラクエ6におけるアークボルトのイベントにてテリーに倒されたバトルレックス(後のドランゴ)

彼女(リメイク版の会話システムなどから判別する限り♀の可能性が高い)は旅人の洞窟にてテリーに敗れてアークボルト特製の棺桶に封印された後、なぜかアークボルトの地下牢にて保管されることになりました。普通に考えれば火葬なり土葬なりで亡骸を処理するのが自然でしょう。

なぜこんな非合理的な対処法になったのか考察します。

バトルレックスの復活は想定の範囲内だった

改めてバトルレックスの亡骸を取り巻く状況を確認すると

  • 地下牢にて棺桶ごと保管
  • 新たに見張りの兵士を付ける

という状況。地下牢にはもともと1人囚人が投獄されていましたが、その時は見張りの兵士を付けていなかったにも関わらず、です。

これはもう考えるまでもなくバトルレックスが復活することを想定していたということでしょう。

しかし、想定していたのであればもっと適切な対処法があったはず。炎を扱えるバトルレックス相手に鉄格子だけのバリケードでは心許なさ過ぎます。

結果として復活後も地下牢の中で大人しくしていたために大事にはなりませんでしたが、もし彼女が本気で暴れていたらアークボルトは大きな被害を被っていたに違いありません。やはり復活を予期していたのであれば、国民の命を預かる立場としてリスクに備えたそれ相応の対策を練るべきでしょう。

バトルレックスの復活に備えた対策

では具体的に棺桶をどのように処理していればリスクを最小限に抑えることができたのか考えていきます。

埋める(土葬)による処理の可能性を考察

土葬の意味も含めて棺桶ごと地面に埋めてしまえばどうでしょうか。

ただ、バトルレックスほどの巨体と重量を誇るモンスターを人力で地中深くに埋めるのは相当な重労働になるに違いありません。

アークボルトでは「ほとんどの兵士が魔物の討伐に出ていて城内には余り残っていない」という話を聞くことができますが、そんな状態であれば土葬のための人員の確保は厳しいものと考えられます。

その労力を鑑みるに、可能であったとしても浅い位置に埋めて終わるのが関の山ではないでしょうか。であれば、バトルレックスが復活した際には地面を突き破って野放しになってしまう可能性が高く、余り安全とは言えなさそうです。

焼く(火葬)による処理の可能性を考察

埋めるのが難しいのであれば、火葬してしまうのはどうでしょうか。

残念ながらこれも適切ではないと考えます。理由は2つ。

ドラクエの世界では火葬が根付いていない

1つ目は、ドラクエの世界ではドラクエ6に限らずシリーズ全般において火葬の考え方が根付いていないという点。

代表的なところだとドラクエ8のオディロ修道院長が土葬にて弔われているシーンやビルダーズ2のムーンブルク編にてムーンペタの町における死者の埋葬クエストなど。

また、ドラクエ6でもルイーダの酒場にてHP0の仲間モンスターに対して「別れる」を選択するとルイーダが「埋葬する」と発言します。

つまり、ドラクエの世界では土葬が主流ということですね。

宗教関係の話は詳しくないので明確なことは言えませんが、キリスト教の教義では「復活」の概念があるため遺体を残さない火葬が避けられているとのこと。

ドラクエは西洋の世界観をベースにしていますし、何より実際に「復活」という事象が起こり得る世界なので、そういった理由で火葬が根付かないのも頷けます。

したがって、今回のバトルレックスの件に対してもそもそも火葬するという発想がないというわけですね。

炎に耐性を持つバトルレックスを焼き尽くせない

もう1つの理由は耐火性能の高いバトルレックスの身体を焼き尽くせるほどの火力が確保できないという点。

当然火葬の概念がないのであれば火葬場などという設備は存在していないでしょうし、並の炎にくべた程度ではバトルレックスの身体は燃やせません。

よって、火葬に関しては発想も技術も及ばないというところで可能性は薄いと言えます。

沈める(水葬)による処理の可能性の考察

では、海中深くに沈めてしまう水葬の形を取るのはどうでしょうか。

個人的にはこれが最も安全性の高い方法だと考えます。幸いなことにアークボルトは少し南下すれば海に至る好条件に恵まれています。

ただ、ゲーム上のマップではアークボルトからせいぜい十数歩進めば海に突き当たるように見えますが、あれはあくまでデフォルメされた表現での話。実際のところ、大きな棺桶を携えて海までの道のりを辿るのはかなりの労力を必要とするに違いありません。

道中の魔物の襲撃などに備えて優秀な戦力を確保する必要もあるでしょうし、結局のところ土葬と同様に労力不足が問題になってきそうです。

アークボルトには他に選択肢がなかった

以上を踏まえると、アークボルトとしてはなんとかバトルレックスの亡骸を処理したかったものの、上述した理由でできずに泣く泣く地下牢に保管するに至ったのだと考えるのが妥当です。

リメイク版の仲間会話システムにおける本場面でアモスが「他に適当な置き場所がなかったのでは」と発言しますが、なかなか的確な発言ではないでしょうか。

実際には国外へ魔物討伐に出ている全ての兵力を結集していれば水葬などで対処することはできたでしょう。しかし、バトルレックスの復活が本当に起こり得るかどうかの確信までは持ちようがないですし、そんな不確実な可能性のために兵士たちを招集するのは確かに躊躇われるところ。

なんとか復活しないことを祈りつつ、決して安全とは言えない地下牢にて保管するに至ったのは成り行き上仕方のないことだったのかもしれません。

まとめ

▼ドラクエ世界の復活に関する記事▼

ザオリクで生き返る人と生き返らない人の違いについて考察する

▼バトルレックスに関する記事▼

バトルレックスの幼生はヘルバイパー?成長の過程について考察