ドラクエ考察はくぶつかん

ゲーム内では語られていない疑問点について考察します。ネタバレ注意。

ボンモール地下牢でキメラの翼やルーラが使える理由を考察

Hatena Feedly

ドラクエ4の第3章「武器商人トルネコ」では、ボンモール地下牢に囚われたトムじいさんの息子にキメラの翼を渡して脱獄の手引きをするシーンがあります。

この行為自体にもツッコミどころはありますが、それ以上になぜ地下牢でキメラの翼が使えるのかという疑問があります。

ご存知の通り、ドラクエ4では既に天井がある場所でキメラの翼やルーラを使うと頭をぶつけてしまう仕様が実装済。原作とリメイク版で動作に多少の違いはあるものの、例えば大灯台でミニデーモンがルーラを使って頭をぶつけるシーンに代表されるように、基本的に空を飛ぼうとすると天井に遮られる世界観である様子が伺えます。

そこで今回はボンモール地下牢でキメラの翼やルーラが使える合理的な理由について考察します。

ボンモール城の構造を確認

まずはじめにボンモール城の平面図を確認します。

 

地下牢に続く階段は城の北東方向にあり、地下牢がこの階段の真下に位置するのであればどう考えても地下牢には天井が存在しており、キメラの翼は使えません。

実は地下牢は城外にあるのではないか説

では、もし地下牢がこんな構造だったとしたらどうでしょうか。

 

↑横から見た図

階段が城壁より外にまで伸びていて、屋外に地下牢がある形ですね。これなら天が開けていてキメラの翼を使うことが可能です。

しかし、こんな構造ではもちろん地下牢としてまともに機能しません。

  • 雨ざらし
  • 脱獄が容易
  • 外部の人間が誤って足を踏み外して地下牢に落ちる危険性がある

 などの問題点があります。脱獄に関しては囚人が壁をよじ登ることが難しいにしても、外部の人間が上から縄を垂らすなどすることで脱獄をサポートする事態が容易に起こり得ます。

さすがにボンモールがそこまでお粗末な牢屋を運用しているとは考えにくい。

では、この状態を少し改良して以下のような形にしたらどうでしょうか。

 

イメージとしては地下牢全体が煙突に近い形。

囲いの壁にある程度の高さを持たせ、登れない構造にしておけば上述した脱獄に関する問題と、外部の人間が足を踏み外して落ちてしまう問題を解消できます。

キメラの翼とルーラが使えてかつ欠陥のない地下牢の構造

残るは雨ざらしの問題。これは地下牢の上部を樹木が覆っていると考えれば納得がいきます。

↑イメージ図

これなら雨ざらしになることを防ぎつつ、キメラの翼やルーラを使った時に枝をかき分けながら上空へ飛び出ることが可能という好条件を達成できます。

ちなみに、リメイク版のドラクエ4でボンモール城外の北東側に立って画面を回転させてみると、木がまばらに生えている様子が見て取れますが、画面がすぐ見切れてしまっているのでその先の様子は分かりません。この見切れたすぐ先にこの地下牢があるのではないか、というのが個人的な予想です。

 ボンモール地下牢が奇抜な構造になった理由を考える

さて、ここまでボンモール地下牢の構造について語ってきましたがわざわざ多大な労力をかけてこんな奇抜な地下牢を作るメリットは全くありません。

あくまでも牢屋としての機能性を度外視してキメラの翼とルーラが使えるという前提条件ありきだとこうなるのでは?という話です。

あえて理由を挙げるなら、過去に外敵に備えるために存在していた城壁周りの堀を再利用して地下牢を作ったためにこのような構造になったのだとしたらまだ妥当ではないでしょうか。

 ボンモールは北東方角を山脈に囲まれており、南西方角に開かれた国です。もし堀を南西方角に設けてしまうと移動の利便性を損ねてしまうので交易の発展にはマイナス。

よって、北東方角にのみ堀を設けていたのではないでしょうか。これだけでも意表をついて山側から奇襲をかけてくる敵に対してはなかなか効果を発揮しそうです。日本の歴史でも源平合戦で源義経が崖を使って逆落としで平家方に奇襲をかけた話が残っていますが、ボンモールもまさにああいった奇襲に備えていたというわけですね。

ドラクエ4の時代においては堀の必要性が薄れたのでその一部を地下牢として再利用して現在のボンモールの姿に至るといったところでしょうか。

 ドラゴンクエスト4のあるきかたにおけるボンモール地下牢

ちなみにこのボンモール地下牢の謎は「ドラゴンクエスト4のあるきかた」のミステリーゾーンの特集ページでも取り上げられていますが、そちらでは「天井に穴が空いている(穴だらけ)」という表現がされているので、どちらかというと老朽化で穴が空いているという印象を受けます。

それだとちょっと不自然だと感じたので今回の考察記事を書いてみました。

まとめ