ドラクエ考察はくぶつかん

ゲーム内では語られていない疑問点について考察します。ネタバレ注意。

ルパスのお宝メモの仕組みについて考えてみる

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ドラクエ11に登場する貴重品の1つ「ルパスのお宝メモ」

従来の作品で言うところの「たからのにおい」あるいは「とうぞくのはな」のような役割を果たしてくれるアイテムとなっていますが、これっていったいどういう仕組みで宝箱の数を教えてくれているのでしょうか。

ルパスのお宝メモの仕組み仮説1

「ルパスのお宝メモ」という字面から普通に考えると、ルパスが今まで情報屋として世界を巡る中で発見したお宝の位置を記録したものと想像できます。その中で主人公たちが取得済の宝箱にチェックを入れていくような使い方をしていれば、必然的に未取得のお宝の残数も割り出せるので、特にこの想像で問題ないようにも思えます。

 

しかし、この仮説だと気になる点が2つ。

  1. 天空魔城やネルセンの試練など、明らかにルパスが立ち入ったことがないであろう場所のお宝の数も調べることができてしまう
  2. お宝の位置を知りながら、なぜルパスは全く手を付けていないのか

以下、それぞれ詳しく見ていきます。

 

前人未到の地のお宝の在処

上記の想像で特に致命的なのがこの点。いくら裏社会の天才情報屋でも天空魔城やネルセンの試練のような選ばれし者しか到達できないような場所に立ち入ることは不可能でしょう。よって、「情報屋として世界を巡る中で発見したお宝の位置を記録」したメモがこれらの場所で役割を果たしてくれるはずはありません。

 

発見したお宝を放置

また、お宝の位置をメモしながらもその全てに手を着けないというのも不自然です。中身を確認して重い装備など、自分に不要なものだったため取得しなかったという可能性も考えられなくはないですが、お宝の中には文字通りゴールドなども含まれていますし、情報屋として活動するうえでお金はあるに越したことはないはずですからみすみす発見したお宝を見逃すことはやはり考えにくいです。

 

これらの点を考慮すると、上記で仮説として挙げた「ルパスが今まで情報屋として世界を巡る中で発見したお宝の位置を記録したもの」は誤りである可能性が高そうです。

 

ルパスのお宝メモの仕組み仮説2

では、ルパスのお宝メモはどんな仕組みで宝箱の数を教えてくれているのでしょうか。僕は『「とうぞくのはな」の効果を封じ込めたメモ』だと考えています。

 

ドラクエの世界では道具として使うことで呪文や特技の効果を発揮するアイテムの存在は珍しくありません。有名なところだと

  • ふっかつのつえ→ザオラル
  • いかずちのつえ→バギやベギラマ
  • てんくうのつるぎ→いてつくはどう

など。

メモと同じ素材が紙のアイテムに限って考えても、外伝作品の「不思議のダンジョン」シリーズで

  • イオの巻物
  • バイキルトの巻物
  • インパスの巻物

などが存在しており(最近だとドラゴンクエストライバルズにもトルネコ専用特技カードとして登場してますね)とうぞくのはなの効果を持つメモが存在していてもなんら不思議ではありません。

この仕組みならルパスが立ち寄ったことがない場所でも宝箱の残数を教えてくれることの説明が付きます。

 

余談:情報屋と盗賊の特技

ドラクエ11にはとうぞくのはなという特技は登場しませんが、ルパスは情報屋として活動する上であらゆる情報に対する感度を鍛え上げ、とうぞくのはなに類する技術を体得するに至っているのかもしれませんね。

過去作の盗賊のサポート系特技である「しのびあし」や「タカのめ」なども情報屋としてはかなり使い道のありそうな特技ですが、もしかしたらこういった特技もモノにしているのではないかと想像が膨らみます。

 

まとめ