ドラクエ考察はくぶつかん

ゲーム内では語られていない疑問点について考察します。ネタバレ注意。

進化の秘法完成において黄金の腕輪が果たす役割について考察

Hatena Feedly

ドラクエ4においてストーリーの中心的要素の1つである「進化の秘法」

人為的に本来の進化の道筋を歪めることができる法術で、2つの顔を持つデスピサロ最終形態をはじめとした多くの異形の生物を生み出しました。

この進化の秘法の完成に必要とされたアイテムが「おうごんのうでわ」

作中ではその役割を「暗黒の力を増幅させるもの」として説明していましたが、この暗黒の力を増幅させるとは具体的にどういうことなのか考察します。

黄金の腕輪は再生能力を高めるアイテム

結論から言えば、暗黒の力を増幅させる=再生能力を高めることだと考えます。以下、その理由について説明していきます。

バルザック撃破後のセリフから推測

まずはサントハイム城においてバルザックを撃破した後の彼のセリフ

『そ… そんな バカな……。

カンペキなはずの 私の身体が

打ちのめされるとは……。

しかし 進化の秘法が

あるかぎり わたしは滅びぬはず…

今に…… 今に…… ぐふっ!』

 

スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』より

サントハイム城 バルザック

この「今に……今に……」のセリフの後には文脈からして「復活してみせる」といった意味の言葉が続いたに違いありません

つまり、バルザックは進化の秘法の力があれば大きなダメージを負ったとしても復活できると認識していたと判断できます。

もっとも、実際はバルザックが用いた進化の秘法は黄金の腕輪を用いていない不完全なもので、彼自身実験台として利用されていただけだったので、そのままサントハイムにて完全に滅びてしまったわけですが、このセリフから察するに完全な進化の秘法であれば高い再生能力を手に入れることが可能であると推測できます。

デスピサロの進化の過程から推測

続いてデスピサロの進化の過程からも読取れることがあります。

まず重要なのは、彼が黄金の腕輪を用いた完全な進化の秘法を用いたにも関わらず、エスタークと同じ形態に留まっていた点。ご存知、両手に剣を持った形態ですね。

アッテムトの地下に眠っていたエスタークは黄金の腕輪を欠いた進化の秘法の使用者です。これに対して、黄金の腕輪を用いて進化の秘法を完成させたはずのデスピサロがなぜエスタークと同じ形態になるのでしょうか。

ここで重要なのが上述した「黄金の腕輪が再生能力を高める」というポイントで、デスピサロが勇者一行との戦闘によって右腕、左腕、そして頭部を斬り飛ばされた時に初めて黄金の腕輪の再生能力が発動し、再生と共にデスピサロを新たな進化のステージへと到達させたのではないでしょうか。

最終的にデスピサロが勇者一行に倒されてしまうのは、この再生能力にも限界があり、それを超えるダメージを受けてしまったと考えると合点がいきます。

進化の秘法の完成に真に必要なもの

つまり、進化の秘法の完成に必要なものをさらに厳密に言うと「黄金の腕輪+腕輪の再生効果を発動させるほどのダメージ」であると考えます。

よって、もし勇者一行がなんらかの理由でデスマウンテンに到達できず、永遠にデスピサロと相対することがなかったとしたら、デスピサロはエスタークと同じ形態のまま変態することはなかったに違いありません。

エビルプリーストの進化

リメイク版ではクリア後の裏ボスであるエビルプリーストも進化の秘法を使用しています。

彼はエスタークと同じ形態には変化せず、戦闘開始時点で既にデスピサロの最終形態に近い格好をしています。

これは、進化の秘法と黄金の腕輪の性質について良く理解したエビルプリーストが部下にわざと自分を傷付けさせることで意図的に進化を進めたからこそ実現できたのではないでしょうか。

もっとも、デスパレスにいる彼の部下程度では進化の秘法を用いたエビルプリーストとまともにやり合ってダメージを与えられるとは思えません。

しかし、エビルプリーストはデスピサロと違い、進化の秘法を用いた後でも理性を保つことができています。この状態ならあえて部下に攻撃させることも可能なはず。

エビルプリーストはデスピサロが用いた進化の秘法をさらに改良した、と述べていますが、デスピサロを超える戦闘能力の他にこの理性のコントロールなども改良のポイントに含まれているのかもしれませんね。

まとめ