デモンズタワーでのジャミ戦後に石にされてしまう主人公とビアンカ(orフローラorデボラ)その後、盗賊の兄弟に石像を発見されて運び出されてしまったためにサンチョや息子・娘との再会を果たすまで多くの歳月を要してしまうことになります。
この間、ジャミ戦を共にしたはずの仲間モンスターたちは何をしていたのでしょうか?主人公たちの石化は食い止められなかったにしても、盗賊たちから石像を守ることぐらいはできたはずです。
今回はジャミを倒した後の仲間モンスターの動向について考えてみたいと思います。
【結論】仲間モンスターたちの行動
結論から言えば、デモンズタワーの下層から登ってきたモンスターたちを食い止めるために最上階の部屋の外で戦っていたのだと考えます。
以下、状況を詳しく確認していきます。
仲間モンスターたちが席を外したタイミングに注目する
主人公たちが石化してしまったのを見て、救援を求めるためにグランバニアに引き返そうとしたというパターンが1つの自然な流れですが、件のシーンではジャミ戦後すぐ主人公たちが石化する前に既に仲間モンスターたちの姿が見えなくなっているのでその可能性はありません。
さらにもう1つ。ジャミが放つ石化攻撃を避けるため(※)にとっさに部屋から逃げたというのも自然な流れですが、これも同じくジャミが石化の攻撃態勢(「これでもくらえ!」のセリフ)に入る前に仲間モンスターたちが姿を消しているので時系列的に成り立ちません。
※リメイク版ではジャミではなくゲマが現れて主人公たちを石化させてきますが、ゲマが姿を見せる前に仲間モンスターたちは姿を消しているので、やはりこれも時系列的に成り立ちません。
ジャミの最期を見届ける必要性
ところで、個人的には主人公たちがジャミの最期を見届けるのは当然の行いだと思います。
戦闘で勝利したことで油断し、もし後々息を吹き返したジャミに不意を突かれて攻撃されたら溜まったものではないですからね。
なので、戦闘後にジャミから注意を逸らさず遺言を聞き続けていたのは至極自然な流れだと考えます。
いわば、まだまだ緊張の糸が張り詰めた状態。そんなタイミングで仲間モンスターたちが全員そろって席を外すのはそれなりに急を要する課題があったからに違いありません。
デモンズタワーの最上階で急を要する課題・・・となると、モンスターの襲撃が最も妥当なところでしょう。
主であるジャミが倒されたことでデモンズタワーのモンスターたちが総攻撃をかけてきたとしてもなんら不思議ではないはずです。
しかし、そんな緊迫した状態でもジャミから目を離すわけにはいきません。結果、主人公とビアンカ(orフローラorデボラ)だけを残して仲間モンスターたちだけが敵の迎撃に向かったために最上階の部屋からいなくなるあの状況が作り出されたのだと考えます。
主人公たちが石化したその後
幸いなことに、仲間モンスターたちは最上階を離れていたために石化の難を逃れることができました。
では、なぜ主人公たちが石化された後に助けに来てくれなかったのでしょうか。
これは、上述したデモンズタワーの残党との戦いで敵と相打ちになってしまったからだと考えます。
この相打ちによってデモンズタワーのモンスターたちを一通りなぎ倒して盗賊兄弟の進む道を開いてしまったのだとすると大した戦闘能力もないであろう盗賊たちが魔物の巣窟であるデモンズタワーを最上階まで登って来れたことにも合点がいきます。
グランバニアの対応
ちなみに、この後グランバニア国内では北方で国王(主人公)の目撃証言があったという情報を聞いて捜索に動き出す様子が描かれています。
仲間モンスターはこの8年後、主人公が石化を解かれた際にはグランバニアに戻っているので、この捜索の過程で保護されたに違いありません。
また、この描写から仲間モンスターたちが直接グランバニアに救援を求めたわけではないと言うことも分かります。
まとめ
デモンズタワーにおけるジャミ戦後に突如姿を消す仲間モンスターたち。ジャミの最期を見届けるという重要なタイミングでその場を離れる妥当な理由は、下層にいたモンスターたちの襲撃を迎え撃つためというのが最も自然。ここで敵と相打ちになったために主人公たちを助けに戻れず、結果として盗賊の兄弟が最上階まで来る手助けをしてしまう形になったと考えるとデモンズタワー編の幕切れに合点がいく▼
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